あなたとのささやかな約束を

注意

  • 啓一と珠莉の話の珠莉視点ダイジェストです。ダイジェストなので雰囲気で読んでください。また、もし今後詳細を描くことがあった場合、内容変更がある場合があります。
  • 少女漫画です。
  • 流血描写があります。
  • 画像をクリックすると大きくなります。縮小されて読みにくい等の場合はクリックしてご覧ください。
  • 啓一と珠莉は、ラストはハッピーエンドです。(本編後に補足します)

後記(1/17編集)

まずはご覧いただいてありがとうございました。だいぶ長く煮詰めた2人のあれこれが断片的とはいえ形になってよかったです。駆け足だったので、わかりにくいところも多々あったかと思います。本当にありがとうございました。

これで本当にハッピーエンドなのか?

本人たちにとっては!!
というか、あの漫画のラストで申し訳ないんですが、漫画のラストは作中モノローグの通り11月です。ですが啓一は12月逝去、交神エンド。ですのでこのあとなんとか家に生きて帰ってもうちょっとあれやこれやあります。啓一生き延びます。長くはないですけど。どちらにしても大江山失敗なんですけど。
12月、僅かな時間ですが2人の救いになるひとときがあって別れます。ちゃんと描きたいなぁ。今の私ではここまで描くのが精一杯です。最初の3pが描けて満足。

珠莉と水無の関係

今回は啓一と珠莉の話に軸を置きたかったので、極力水無の描写はカットしました。顔も描いてない。珠莉にとって水無は大切で尊敬すべき自慢の母ですが、啓一への想いを考えると複雑な気持ちになるときがある、という感じです。水無は背もスラッとしていて、色合いも相まってただきれいなだけではない美しさも持ってる人です。珠莉から見て啓一と水無は見ていてすごくお似合いに写ってしまっていて、珠莉が臆病になっている一因です。自分は小柄だし幼いしみたいなコンプレックスがある。

水無は珠莉のこととてもきれいな子だと思っています。水無の父が初代の第二子なんですが、「水無は肌の色以外は母さんそっくりだなー。母さんは美しい人だったけど、でも水無もとてもきれいだよ」と言われています。初代は水髪火目水肌。水無は水髪火目火肌。
初代一家の幻灯は一切残っていないのですが、水無だけが「父がきれいだと思っていた初代当主と、珠莉は同じ色をしている」ということを知っています。初代と同じ色で生まれたのは珠莉だけでした。

ちなみに水無→啓一は、世界でいちばん大事な弟です。恋はない。ただ、啓一と珠莉どちらが大事かという問いは、水無は答えを出せないと思います。それくらい大事な弟。
あとこれは私もよく忘れるんですが、啓一は水無と9ヶ月差、珠莉と7ヶ月差なので、実は珠莉との方が歳が近いです。

珠莉のその後について

珠莉は啓一が亡くなった後、当主になります。指輪は珠莉に受け継がれます。
その後珠莉は1歳10ヶ月まで長生きします。大体それまで1歳5-7ヶ月、1人1歳8ヶ月がいたかなくらいだったので、珠莉の長生き具合に私自身驚きながらプレイしていた記憶があります。
1021年が終わった時点で珠莉は1歳、翌年大江山とか1歳11ヶ月以上ないと無理じゃん…と思ってたんですが1歳8ヶ月過ぎた辺りから大江山が見えてきて、11月になってても珠莉が存命の場合は登らないとな…と思い始めた10月に亡くなりました。大江山に行ったら越えても地獄、越えられなくても地獄だったと思うので、珠莉については10月逝去で正解だったと思います。ちなみにその後も長命の一族はちらほら出ましたが、データが消えるまで珠莉はご長寿ランキングにいてくれたのでとても嬉しかったです。

珠莉は結局22年は大江山に登っていないので、漫画に描いた21年11月が最初で最後の大江山です。啓一も、20年5月生まれの割に20年は大江山に登っていないので大江山は21年の11月のみです。なんだかんだ2人ともこのお揃いの1ヶ月だけが大江山の記憶なんだなと思うと尊いなと思います。

更科家の山越えについて

さらにその後の大江山についてですが、結局珠莉が亡くなった1022年も失敗に終わり、更科家の大江山攻略は1023年になります。啓一と珠莉の話は2人が亡くなれば一応綴じますが、啓一と珠莉が大江山を目指したことが山越え終わるまで延々と影響していくので私の妄想は割とあちこち始まってしまう感じがあります…。22年の大江山も辛いんですよ…。

最後に

とりあえず「啓一と珠莉を人前にお出しする」という人生のやり残しが1つ減りました。縁起でもない話ですが、もし明日死んでも後悔することが1つ減りました。本当に。
あと啓一をカッコよく描きたいというのが私のネット絵描き人生の最初期からの目標だったので、今回は割とそれをクリアできている気がしてとても嬉しかったです。珠莉も可愛く描けてよかった…。

最終的に本を出せるかは未知数ですが、本当断片的にでも描けてよかったです。人生の後悔が1つ減りました。どんな頻度になるかわかりませんが、またこの2人が表に出てきた時は見ていただけるとすごく嬉しいです。
本当にありがとうございました。